タイトル:絞殺

作者:ユミ(Leg Scissors Japanモデル)
満員電車に乗っています。みんなくたびれた顔をして生きているの死んでいるのか
わからない顔をしています。でも、みんな生きているのには変わりは無いのです。
つり革にぶら下がって、やる気の無い私の前に座っているOLの鞄には妊娠初期
である事を示すキーホルダーがぶら下がっています。彼女は少しウトウトしながら
幸せそうに勤務先に運ばれていきます。



私は、大学生になったばかりです。慣れない満員電車で、都心へと運ばれていきます。
受けたくも無い法学の授業に少しうんざりしています。もうすぐ夏を迎える満員電車は
クーラーの下にいると天国です。少し肌寒いですが。

下半身に違和感を持ちました。私のお尻に、暖かいものを感じたのです。
それは、硬く柔らかく、私のお尻の肉を突き刺しています。

これは痴漢です!

私の後ろにいるスーツ姿の若いサラリーマンが自分自身の勃起した性器を私の
下半身に何度も突き刺しています。彼の下半身に遠慮はありません。
しかし、彼の理性は飛んでいないらしく、私が少し身動きをとろうとすると、
彼は腰を少し引きます。
彼の手が、私のスカートの中に侵入してきました。
ここで、私が彼の手を取り
「この人は痴漢です」
と言えば、私は鉄道警察に保護され、彼は逮捕され、
どうでもいい事情徴収に力を貸さねばなりません。

そんな事に興味はありません。
彼は良い、カモなのです。
私の張った蜘蛛の巣に、まんまとひっかかった紋白蝶です。

彼は、私のスカートの中に手をいれ、下半身を撫で回します。
私の背中にぴったりとくっ付き、硬くなったペニスを私の尻肉に
押し付け右手はパンツの上を這っています。
彼の理性は、どうやら飛んでしまった様子です。

私は、彼を少し挑発するような格好をしていました。
デニムのミニスカートに、体のラインがしっかり分かるトップス。
低いヒールのウエスタンブーツを履いていました。
ギャルの様に、下品な露出やエロさを露骨に表現した服装ではありません。
至ってシンプルです。しかし、表現を変えれば、私の体の曲線を主張させる格好。
簡単な表現を使えば、おとなしそうな普通の女の子が、ミニスカートを履き、
乳房を強調する服を着ている。そう、表現すれば私の格好が少し彼を挑発して
しまったことに、納得することができませんか。私は、至って普通の私なのに。

電車は、高い人口密度の10両編成の車両を、○○駅に運び終えました。
私に痴漢行為を働いた彼が、そそくさと下車しようと私の体から
はがれた瞬間、私は彼の右手首を強く掴みました。
彼の全身は、堪えていた緊張で爆発したみたいにビクッと反応しました。

「少しお話があります」

私は、冷や汗の噴出した彼の顔をじっと見つめて言いました。
彼の目は、一瞬逃げようかと判断したように、動きましたが、
私が強く彼の目を見つめて逃がさなかったので、
彼は逃げることを諦めた様子です。

「はい、すみません」

私は彼の右手首を掴み、そのまま人の流れに身を任せて下車しました。
駅のホームには、目的地に引っ張られて自分の体を動かす人間が、
濁流のように流れています。私は、なるべく人目につかない場所を探し、
彼の手を引っ張って歩きました。

ロッカーとロッカーの間に着くと、彼は、私に謝りだしました。
すぐそばでは、ホームレスが眠っています。

「すいません。ごめんなさい。つい、魔が差してしまって…君には悪いことをした。
本当に申し訳ないと思っている。でも、警察や職場には黙っていてほしいんだよね…。
こんなことしておいて、本当に情けないよ」


彼は、口を開いて謝罪の言葉を何種類も何度も吐き出しました。なんども、
「ごめんなさい」「警察だけは…」「職場だけは…」
と口にして平謝りをする彼に、私は口を開きました。

「そんなことお前だけの問題じゃねぇかよ。私は、あんたを警察に突き出して、
痴漢されましたって云うつもりないし。ていうか、これから学校だったし。
気分悪いことこの上ないね。本当に情けない人間だね。終わってるよ」


そしてまた、彼は全く無意味な謝罪の言葉を繰り返した。

「私が、あんたに痴漢されて、どう思っているか想像してみろよ。
私は今、超ムカついてんの。それを通り越して、気が立ってるの。今ここで
あんたを殺したっていいと思ってんだよね。どーしてくれんの、お兄さん」


すると彼は、何か思いついたように言った。

「お金を払えば、許してもらえますか??」

私は、彼の切り返しに心底あきれて、こう言ってみた。

「3万円で身を引いてあげる。あと、身分証明書見せて」

ブランド品の財布の中から、彼は3万円を出して、私の手に押し付けた。
私は、そのお金をスカートのポケットに突っ込んで
「ハイ、身分証」
と言って手を出した。しぶしぶ彼は、運転免許証を私に手渡した。
しきりに周囲を気にしながら。

「なんだ、関東の人じゃないんだ」

免許証には、関西の住所が記してあり、年齢は32歳だった。

「僕は、関西に住んでる。昨日からこっちに出張に来てるんだ。
だから、もう二度と君に痴漢したりしないよ。だから、今日は勘弁してくれない?」

「今、どこに泊まってるの?」

私は免許証を見ながら訊いた。

「この駅のそばの、○○インだけど・・・」

私の中の悪魔が笑い出した。これは、良い紋白蝶だ。
もう二度と、痴漢できないようにしてあげよう。オイタが過ぎたようです。
お仕置きをして差し上げなくては。

「あんたのホテルに連れて行ってよ」

彼は何かを期待しつつ何かに脅えつつ、カードキーを挿してホテルのドアを開きました。
ビジネスホテルには来た事がないけれど、ラブホテルの様な薄いタバコの臭いと冷たく
腐ったにおいがしました。

「一体、君はなんのつもりで僕の部屋に来たの?」

彼は、部屋に入り、ジャケットを脱いで訊いた。

「別に。法学の授業に出たくなかったからだよ」

私は、窓の外に広がる、面倒くさい東京の雑居ビル街を見下ろして言いました。
黙りこくって窓の外を凝視する私に、彼は安心感を得て、不気味さを感じたようです。
その空気に耐えられなくなったのか、彼はネクタイを緩めてベッドに座りこう言ったのです。

「今日は仕事ない日なんだよね・・・」

私はその言葉を聞いて、顔面に笑みを浮かべてしまいました。
相変わらず窓の向こうの面倒な景色を睨みつけながら。彼は、好都合な紋白蝶だ。

「じゃあ、ゆっくり出来ていいじゃん。私も、もう大学行くのめんどくさい」

そう言って、私はベットに座っている彼の前まで歩き出しました。
距離は1メートルもないこの空間を、ジワリジワリと、一歩一歩、獲物に近づきます。
彼の目は、不安と期待で救いようのない色をしています。私の顔はきっと、
ニヤけていることでしょう。しかし、私は彼を睨みつけているでしょう。

そして、私は彼の前に立って、思いっきりビンタをしました。
大きく右手を振りかぶって、彼の左頬を直撃しました。
その衝撃点は、パシンという乾いた音を立てました。彼の頭が大きく左に曲がります。
そして、頬を押さえて、疑問たっぷりの顔で私を見上げました。

「あんた、馬鹿だね。どうしようもないよ」

彼は、私に反論しようと試みましたが、それは不可能でした。
私にはわかっています。

「さっきはおイタが過ぎたね、お兄さん。私の身体を散々弄んだんだ。
今度は、私がお兄さんの身体を弄んでやるよ」


私はもう一度、右手を大きく振りかぶって顔面に平手打ちをしました。
今度は手加減なしです。彼の唇が振るえ、なさけない音を発します。
そして、彼はベットに倒れ込みました。私は、彼の上に馬乗りになります。

「一体、私に何を期待してるの。全部わかってるんだよ、お兄さん」

彼は、私の気迫に圧倒されて口をぱくぱくさせています。
きっと、今の状態を理解しようとして、脳が高速回転しているのでしょう。
でも、身体の反応を私は見逃しません。本当に、彼は良い紋白蝶です。

醜い手が、私の脚を撫ではじめました。
脳を高速回転されて搾り出した結論が、これです。
仕方のない大人です。私が懲らしめて、愉しませていただきましょう。
もう逃がしはしません。たくさん可愛がって差し上げましょう。
だって、彼は私の瞳からもう逃れられない。
彼がそう望んでいるのだもの。全部判ってるんだよ、お兄さん。

「調子に乗るんじゃねぇよ!!」

私の脚を撫でていた彼に、罵声を浴びせました。
それに驚いて、脚から手を瞬時に離しました。
私は彼の上で、ニヤニヤしています。
自分でもわかっています。口角が上がっている。
でも、目は相変わらず彼を睨みつけている。蛇が蛙を睨んでいるように。

「ああ、本当に腹立つ。あんたの顔見てると
マジむかつくんだよ。何よりキモいし」


そう言いながら、彼の上半身をするすると撫で上げていきます。
ワイシャツの上から。じわり、じわりと撫で上げます。

「まじで、今殺しちゃってもいいんだよ。
今の私にお兄さんは勝てっこないもん」


彼は再び、私に反論しようと試みましたが、それは再び失敗しました。

「ちょっと死んでみよっか。
だって、お兄さんは悪い大人だもんね」


彼の上半身を撫でていた両手を、彼の首に絡めます。彼の瞳は
期待感と不安でいっぱいになって輝いています。どす黒く。

「気持ちよくしてあげる。ちょっと入り口を見ておいで」

頚動脈に手をあて、思いっきり力を入れます。

「あ・・・!!」



彼の口から言葉にならない音が搾り出されます。
少しずつ体重をかけいてきます。
指を食い込ませ、全体重を手のひらに掛けて血管を圧迫させていきます。
彼の顔は、どんどん赤くなり、じたばたもがき、
「ぐぷ」
と声を上げて、苦しみの色で染まっていきます。
ああ、美しい。この苦しみ一色の表情。
「助けて」
と命乞いする彼の目は、潤んでいます。素敵な紋白蝶。
私の手を掴んで、抵抗しているフリをしているだけなのです。
私のような小娘、本気を出せば倒せるはずなんです。
びくん!と大きく身体を揺らして、彼は痙攣を起こしました。
そして、意識を失いました。

「落ちてんじゃねぇよ!これくらいで、死んだ気になってんじゃねぇよ」

気絶した彼を、私は平手打ちで無理矢理起こしました。
彼は何が自分の身に起こったのか
理解出来ない様子で私の顔を見上げました。

「な、何をするんですか。何を」

彼は、真っ赤な顔で私に訴えました。
口調が丁寧になっています。良い心構えだと思います。

「お仕置き。お金じゃ満足できないな。お兄さんの身体で私を愉しませてよ。
もう二度と痴漢なんか出来ないようにしたげるからさ」


私の下半身に、電車で密着していたものと同じものを感じました。
彼は、ペニスを固く勃起させている様子です。
私にとってそれはとても好都合です。
快楽に溺れて、死んでもらえるのですから。

「入り口見えた?キモチ良かった?」

「気持ちいい筈ないじゃないか。一体、君は何を考えてるんだ。
このままじゃ、死んでしまうじゃないか」

「でも、お兄さん立ってんじゃん」

それから何時間、彼をいたぶり続けていることでしょう。
彼もなかなか頑固者で、私は彼に敬語ひとつ使わせるのに、
かなり手荒いことをしてしまいました。
口答えをすれば、鳩尾に拳を撃って、
気に入らないことがあれば平手打ちをする。

「今、お兄さんの状況を具体的に説明して」

彼は、うっとりとした表情を浮かべて、
私の足元で四つんばいになっています。

「僕は、未成年の女の子に散々殴られて、ビンタされて、
首を絞められました。今はブーツのヒールで
頭を踏みつけられています」

「で?」

彼のこめかみをヒールで踏みつけ、体重を掛けます。

「痛いです。お嬢様の脚で苛められて、痛いです」

私の悪魔が高笑いをしました。

「なに言ってんだよ!!痛いじゃねぇだろ。
痛いなら、嫌ならもう止めようか」


彼は小さく震えて、半分ベソをかいて反論します。

「痛くないです。気持ちいいです。止めないでください・・・」

「よくわかってんじゃん。お兄さん、めっちゃくちゃ
立ってるもんねぇ。仰向けになりな」


彼は、仰向けになって、その痴態を私に曝しました。
ワイシャツに袖を通したままボタンは全開、アンダーシャツもめくり
上げられて、ズボンは脱がされ、ボクサーパンツは惨めにも力強く
膨らんでいます。私は、足を上げ、その膨らみに思い切り
かかとを落としました。

「いだいっ!!」

そう叫んで、股間を押さえながら身悶えする彼は、とても情けない。
苦痛に歪む顔を見て、私の心は興奮し、気持ちが高ぶっていきます。
彼を見下し、小ばかにする高笑いが止まりません。まるで、何も知らない
小学生の女の子に股間を蹴り上げられた男の子みたい。
痴漢して、お金で問題解決しようとして、痛みつけられて勃起させている
ような馬鹿な大人。死んじゃえばいいのに。

私は、未だに床で股間を押さえて身悶えする彼を見るのに飽きて
ベッドにあがりました。

「おいで」

彼をベッドに誘って脚を広げました。

寝転んで開脚する私を見て、彼は尻尾を振ってベッドに上がり、
私の股間に吸い込まれていきます。

「あんたは、私のここを電車で触りやがったんだよ。まじ許さねぇから」

そう言いながらも、彼は顔面を股間に押し付けています。気持ち悪い。
息を荒げて、私の股間から顔を離そうとしません。
私は彼の頭を、腿で叩きながら、高笑いと罵声を浴びせます。

「キショいんだよ!お前なんか死ねばいいんだ」

そう言い捨てて、私は彼の首に足を掛けます。
腿では、どこが気管でどこが血管かなんて判りません。
闇雲に、私は彼の首を締め上げます。彼は私の股間で顔を真っ赤に
しています。つま先、ふくらはぎ、膝、おしり、お腹・・・下半身全ての
筋肉に力を入れて、首を絞めることに専念させます。彼は涎を垂らしながら
苦しんでいます。私が見たいのは、この表情なんです。
苦痛に満ちて、生命の危機を感じながらも、
私に苦しみを求め、悦びを自覚している自分自身に驚くその表情。



彼が大きく痙攣し、気絶しました。涎を垂らし、ペニスを勃起させ、
だらしなく全身を脱力させる彼に、私の興味は高速で失せて行きます。
苦しみに満ちていない表情なんか晒されても、愉しくなんてないんだもの。

「お前は、本当に役立たずだ。
あんたみたいな社会のクズ、死んでしまえばいいのに」


未だ気を取り戻さない彼の上に、私は再び馬乗りになりました。

「起きろよ」

そう言って、何度か顔を叩いて彼を起こしました。

「もう、勘弁してください。死んじゃう。苦しいです。
お願い、殺さないで」


必死で命乞いする彼の目は、涙で溢れていて口からは涎が垂れています。
もっと気の利いた命乞いが出来たら、ご褒美をあげようと思ったのに。

私は、もう一度彼の首に、するりと手を忍ばせました。
もはや、彼の命乞いの言葉は意味不明です。
私の視線に、死の恐怖を感じたのか、必死で抵抗します。
でも、二度と痴漢できないようにするって約束したんですもの。
果たせない約束は致しません。

「私の手で殺されるなんて、幸せだよ」

無機質にそうつぶやいて、私は全体重を手にかけました。
今度は、気管も血管もお構い無しに首を絞めました。
彼の唇は、酸素を求めて魚の口のように開閉します。
顔を真っ赤にして、涙を流しながら私の目を凝視しています。
手足はビクビクと痙攣しています。
とても、美しい。役立たずの紋白蝶も、死ぬ瞬間は美しい。

彼は、ベッドの上で動かなくなりました。

私の興奮は、絶頂を向かえ、急激に冷めていきます。
これが精神的興奮であったのか、性的興奮であったのかはわかりません。
冷静になった私はホテルの窓から相変わらず面倒くさい街並みを眺めました。
陽はとっくに落ちていて、趣味の悪いネオンが下品に光っています。

ホテルを出て、近くのコンビニでチョコレートを買いました。
その時、スカートのポケットに、一万円札が三枚あるのを思い出しました。
会計を済ませた後、レジの隣にある募金箱に、三枚の紙切れを突っ込みました。
恐らく高校生であろう、店員の女の子が口をあんぐりさせて驚いています。
私は、その女の子ににっこりと微笑みました。
「ありがとーざいましたぁー」
という声と共に、自動ドアをするりと抜けて、私は駅に向かいます。

募金箱には、貧困の村の子供たちへワクチン接種のためにご協力を、と書いてありました。

2007年3月7日  ユミ



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投稿小説第一弾は、当サイトモデル・ユミさんの作品です。
ユミさんは作家志望のモデルさんです。【絞殺】作品、すごく良い作品ですよね!
ユミさんはまだ19歳ですよ!今後が楽しみなモデルさんです。
このお話には続編があるそうです。乞うご期待!!!

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